こんにちは、OKDコンサルティングの岡田です。
2月〜3月に「住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)」の初回の確定申告をされた方も多いと思います。
その後、毎年の控除は「年末調整」で会社が手続きしてくれますが、実は放っておくと控除を受けられないケースがあるんです。
毎年10月〜11月ごろ、税務署から「住宅ローン控除の申告書」と「年末残高証明書」が届きます。
これを勤務先に提出し忘れると控除が止まってしまうため、要注意です。
【この時期にやるべきこと】
住宅ローン控除を継続して受けるためには、以下の2つの書類を会社に提出する必要があります。
✅ 1.「住宅借入金等特別控除申告書」(税務署から届く)
-
初回の確定申告後、2年目以降は毎年自動的に税務署から送付されます。
-
年末調整の時期(11月ごろ)までに会社へ提出します。
✅ 2.「住宅ローン残高証明書」(金融機関から届く)
-
銀行や住宅金融支援機構から10月ごろ郵送されます。
-
借入先が複数ある場合はそれぞれ必要です。
【よくあるミス・トラブル】
-
書類が届いたけど放置してしまう
→ 提出しないと控除がストップ。翌年の確定申告で再申請が必要。 -
転職した・会社が変わった
→ 前職とは別に再提出が必要。新しい勤務先に控除書類を出しましょう。 -
住宅ローンの借り換えをした
→ 再度「確定申告」が必要。借り換えた年は会社任せでは控除が受けられません。【控除を受けるとどのくらい違う?】
例えば、年末残高が3,000万円で控除率が0.7%なら、
👉 年間21万円が所得税・住民税から戻ることになります。提出忘れは、「21万円の損失」になりかねません。
【まとめ】
住宅ローン控除の「2年目以降」は、会社に提出するだけで手続き完了です。
ただし、提出し忘れると控除が途切れてしまうため、書類が届いたらすぐにチェックしましょう。
